松浦果南系

果南ちゃん

【SS】ロリ果南「あっ、志満お姉ちゃんだー!ぎゅーして!ぎゅー!」

志満「あら、果南ちゃんいらっしゃい♪ はいはい、ぎゅー♡」

果南「えへへ、あったかーい…」

千歌「果南ちゃ、ぎゅー!チカにもぎゅー!」

果南「いいよ!ぎゅー!」

千歌「ふへへ…」

志満「うふふ、果南ちゃんはほんとにぎゅーが好きなのね」

果南「うん!私ぎゅー大好き!」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

志満「あら、果南ちゃん今日もいらっしゃい。ぎゅーしようか?」

果南「……」モジモジ

志満「あら? どうかしたの、果南ちゃん?」

果南「志満お姉ちゃん、あのね!ぎゅー、って、えいごで何て言うの?」

志満「英語?」

果南「うん…」

志満「そうね、英語だと……ハグ、っていうのよ♡」

果南「は、ぐ……」

果南「分かった!志満お姉ちゃんありがとう!行ってくる!」ピュー

志満「あらあら、どこに行くのかな?」

志満(うふふ……果南ちゃんったら、外国のお友達でもできたのかしら?)ニコニコ

 

 

果南「千歌ー!ハグしよー!」

千歌「果南ちゃーん!ぎゅー!」

志満「あらあら果南ちゃん、ハグって言葉使ってくれてるのね♪」

果南「うん!志満お姉ちゃんがハグって教えてくれたおかげで、まりちゃんと仲良くなれたんだもん!」

志満「うふふ、お友達はまりちゃんって言うのね」

果南「うん、とーっても可愛くていい子だよ!」

志満「そうよね、果南ちゃんのお友達だもん。そうに決まってるわ」

美渡「ケッ、何がハグだバカバカしい…。虫唾が走るね!」

果南「あっ、美渡お姉ちゃん!美渡お姉ちゃんもハグー♪」ギュー

美渡「なっ、ば、やめろこのばかなん!暑苦しいんだよ!///」

果南「やだよー♪」

志満「『内浦の狂犬』も、ハグの前ではカタナシねぇ…」ニシシ

美渡「うっせぇよ!///」

 

 

 

果南「はーぐーはーぐーはーぐはぐー♪」

志満「あら、何のお歌かしら?」

果南「うーん……分かんない!適当!」

志満「今作ったの? すごい♡」

果南「えへへ!私ね、ハグって言葉好きなんだー!」

志満「そうなんだ! 気に入って貰えて嬉しいな♡」

果南「だって何か可愛いし、ぎゅーってするとはぐーって感じだもん! それにね、ハグっていうと何か胸がほわほわする!」

志満「果南ちゃん……♡」キュウウウン

志満「よーし、じゃあ志満お姉ちゃんといっぱいハグしましょうね♡♡」

果南「きゃー!志満お姉ちゃんのハグ祭りだー!」キャッキャッ

 

 

美渡「……」ジーッ

志満「あら? どうしたの、そんなにジーッと見て」

美渡「ふんっ、何でもないよ」プイッ

志満「美渡ちゃんも志満ねえとハグしたいのかな~?」ニヤニヤ

美渡「ば、バッカ言ってんじゃねぇ!気持ちわりいんだよ!! ただ、その…」

果南「美渡お姉ちゃん?」

美渡「だっ、抱き心地、良さそうだな、って……はは……///」

志満「んふふ……よーし、果南ちゃん、行けーー!!」

果南「わーい!きゃはは!」トコトコ

美渡「おわっ、と、と、よっ……ハグ……」ギュッ

果南「えへへー美渡お姉ちゃんも好きー」

美渡「いやぁ、ははは……はぁ、癒やされるわぁ……」

志満(美渡ちゃんも最近丸くなったわね……果南ちゃんのおかげかしら♪)ニコニコ

 

 

果南「……」ショボン

志満「あら? どうしたの、果南ちゃん? 浮かない顔して……」

果南「志満お姉ちゃん……あのね、私、まりちゃんと喧嘩しちゃった、の……」ズビズビ

志満「あら、そうなんだ……」

果南「どうしよう……仲直り出来るかな…?」

志満「うーん、そうねぇ……そうだ! ハグしてみたらどうかな?」

果南「……」スン

志満「……あら? ダメかな?」

果南「うん、ダメだよ……だってまりちゃん私のこと怒ってるもん……ハグなんてしたら、きっと嫌われちゃう……」

志満「そうかな? そうはならないと思うよ?」

果南「どうして?」

志満「果南ちゃん、今はまりちゃんに怒ってるかもしれないけど……まりちゃんのこと、嫌い?」

果南「まりちゃん……ううん、嫌いじゃないよ!好きだよ!」

志満「でしょ? きっとまりちゃんも同じ気持ちなんじゃないかな?」

果南「同じ……」

志満「そう! だからハグするの! ちゃんと謝ってハグしたら、きっと仲直りできるわ♡」

果南「ハグ……うん、分かった!行ってくる!」タタター

 

~数日後~

 

果南「まりちゃんこっちこっちー!」

鞠莉「もう、果南ちゃん速いー!」キャッキャッ

ダイヤ「待ってください~!」

果南「あっ、志満お姉ちゃん!こんにちは!」ペコリ

鞠莉・ダイヤ「こんにちはー」ペコリ

志満「はい、こんにちは♪」

果南「行こ!まりちゃん、ダイヤちゃん!」

鞠莉「あー、待ってー!」 ダイヤ「もー、休憩しましょうよぉ!」

志満(まりちゃんね……仲直りできたのね。良かった♪)フンフン



志満「藤島さーん、鯛いいの入ってるー?」

藤島さん「おう、何でぇ志満ちゃん!えらく景気がいいな!」

志満「うん、ちょっといいことがあったの♡」ニコニコ

 

 

~数年後~

 

高海母「志満ー? 松浦さんとこに回覧板頼めるー?」

志満「えー? 千歌いないのー?」

母「何か用事なんですって」

志満「しょうがないなー……」

母「ハイこれみかんね」

志満「コレ要る?」


志満(果南ちゃんか……もうずっと会ってないなぁ……昔はよくハグしてたのになぁ)


志満「松浦さーん、回覧板でーす!」

果南「あれ? 千歌じゃ……あっ!? 志満さん!」

志満「うふふ、果南ちゃんお久し振り♪」

果南「久し振り! 元気そうで安心したよ~」

志満「うふふ、ありがと♪ 果南ちゃんはお元気かしら?」

果南「……っ、……うん! 私も、元気元気! 回覧板、ありがとね! みかんも……」

志満「……果南ちゃん?」

果南「……っ」ギリッ


志満(……).。oO

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

バリバリバリバリバリ……

志満「うぇー、何、ヘリ? しかもピンクの……何あれ?」

母「あー、何か小原家の娘が留学するらしいわね。今日出発なのかね」

志満「ああ、小原家の……」

母「鞠莉ちゃんって言うらしいわよ。何でもすごく美人でボンキュッボンなんですって」

志満「お母さん、ボンキュッボンって……あはは」

志満(鞠莉……まりちゃん? うーん……)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

志満(……)

志満「果南ちゃん?」

果南「あ、あー! ごめんね志満さん!今、干物持ってくるから……」

志満「果南ちゃん……」

志満「ハグ、する?」

果南「………っ! 志満さん……っ!」

果南「志満、お姉ちゃん……!」

志満「果南ちゃん……!」ギュッ

果南「う……うわあああああん!!わあああああああああん!!」グスグス

志満「果南ちゃん……大丈夫よ……大丈夫だからね……」ポロポロ

 

 

~そのまた二年後~

 

ザザーン…ザザーン…

果南(……鞠莉……)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

鞠莉『果南……』

鞠莉『私は諦めない!』

鞠莉『必ず取り戻すのあの時を!』

鞠莉『果南とダイヤと失ったあの時を……』

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

果南「あ゛ーーーっもう!」ガシガシ

「果南ちゃん?」

果南「えっ? あ……」

志満「ここにいたのね。よかった、すぐに会えて」

果南「…志満ねえ、帰ってたんだ。東京はどうだった?」

志満「うん、楽しかったわよ♪ 色んなものがあって……」

果南(色んな……)グッ

果南「そっか、おかえり」

志満「はーい、ただいま♪ 今日は果南ちゃんにお土産持ってきたのよ」

果南「それでわざわざ来てくれれたんだね。ありがとう」

志満「うん♪ 久し振りに会ったんだし、ただいまのハグ、してもいいかな?」

果南「……っ!」ズキッ

『果南……』

果南「……ごめん、それは出来ない」

志満「えっ!?」

果南「…」

志満「果南ちゃん……?」

果南「今はハグなんてする気分になれない……ハグはもう、卒業したの」

志満「卒業……?」

果南「卒業……そう、私はもう誰ともハグなんてしない」

志満「そんな……」

志満(思春期……ってわけじゃなさそうね)

志満「果南ちゃん? 何か大変なことでもあったの? 私でよければ話くらい……」

果南「……ごめん」

志満「そう……」

果南「ごめんね。志満ねえが帰って来てくれて、嬉しかった。お土産、大切に食べるよ」

志満「そうね……果南ちゃんが嫌っていうんならしょうがないわ」

果南「その話はもう……!」

志満「でも、覚えておいて。大切な時、ハグはいつも果南ちゃんの側にあった。それが今になって変わるなんてことはないわ。これからも……ハグは果南ちゃんの元にある。それだけは覚えておいてね」

果南「……何それ?」

志満「ふふっ、大人の勘よ♪」

果南「…………」

志満「じゃあ、そろそろお暇するわね。久しぶりに果南ちゃんとお話出来て楽しかったわ♪」

果南「うん、また……また、会いに行くよ」

志満「あら、ありがとう♪ 楽しみにしてるわ♡」



志満(悲劇は女を女にするのね……果南ちゃんったら、随分綺麗になっちゃって……♡)

 

 

 

~その数日後~

 

志満「お母さ~ん、暇だよ~~~……何か旅館の手伝いとかないの~~~?」

母「あんたねぇ、しょっちゅう東京行ってるんだから実家にいる時くらいゆっくりしなさい!」

志満「何それ~? 暇なんだけど……」

志満(うーん、どっかに出掛けようかな……? そう言えば果南ちゃんはどうしてるかな……)

「すいませーん、志満さんいますかー?」

志満「果南ちゃん!?」

母「あら果南ちゃんだわ! 志満、あんた暇なら出て来てちょうだい」

志満「はいはーい、喜んでー!」タタター


志満「はーい、果南ちゃんいらっしゃーい♡」

果南「あっ、志満ねえ! へへ……こんにちは、志満ねえ」

志満「はいはい、こんにちは♪」

果南「今日は志満ねえに会いに来たんだ……この前のこと、謝っておこうと思って」

 志満「うん……あのことね。大丈夫よ、私は怒ったりしてないから」

果南「ううん、それでも酷いこと言っちゃったから……本当にごめんなさい」

志満「もう、いいのよ! それより……果南ちゃんはどうなった?」

果南「ああ、えっと……」

志満「ちゃんとお友達とは仲直り出来た?」ニッコリ

果南「はぇ!?」

果南「……ふっ、あははっ……志満ねえには何でもお見通しか……。敵わないや!」

志満(このくらいの歳の子があんな悩み方するなんて人間関係以外にありえないからね……)

果南「志満ねえ、今時間ある? よかったら話を聞いてもらいたいんだけど……」

志満「うんうん、全部聞かせて? 果南ちゃんのこと……」

志満「そっか……それじゃ、最後はハグで仲直り出来たのね。ほっとしちゃった♪」

果南「そうなんだよね……結局、志満ねえの言った通りだったよ」

志満「私の?」

果南「そうそう、ハグはいつも私の側にあるー、ってやつ?」

志満「あ、あー! あれね! そうそう、そうなると思ってたのよ! うん!」

志満(最近見た映画のセリフをもじっただけなんだけど……あはは……)

志満(まぁ、上手く行ったなら結果オーライ!このことは黙っておきましょう!)

果南「ほんと、何でもお見通しー、って感じだよね! さすが志満ねえだよ~」

志満「いえいえ、そんな大層なものじゃないのよ? うんうん……」

果南「それでね……今日ここに来たのは、感謝の気持ちを表したいとも思って……その……」モジモジ

果南「………」チラッ

志満「? ……!」

志満「果南ちゃん……」


志満「ハグしたいの? いいよ、おいで♪」



果南「………! うん! 志満ねえだいすき!」ギュー

志満「果南ちゃーん! 私も大好きだよ♡♡♡」ギュー

 

 

 

 

 

 

どうでもいい補足:当記事は2ちゃんねるラブライブ板に投稿された同名SSに微修正を加えたものであり、投稿しているのは書いた人本人ですが、それを証明する手段は特にないですし、噂によると2ちゃんねるの書き込みの著作権2ちゃんねるに属するらしい(たぶん)ので結果として無断転載としか言いようがないのですが、まあ自分の作った文書を自分がどうしようと勝手だろという思いもありますので特に気にしないことにしました。転載という形になっているとしても結局無断ではなく作者の許可を取っている(実質)ので大丈夫です。まとめブログへの転載、改変、作者宣言はご自由にどうぞ。

 

 内容に関する補足:志満ねえの年齢とか東京に行ってる時期とか細かいところはてきとーです。 しまかな かなしま(検索用)